後期臨床研修プログラム

プログラムの特徴

順天堂大学医学部附属静岡病院の順天堂大学静岡病院救急医育成プログラムは、順天堂大学救急・災害医学講座の一員として専門研修を受けます。3年間の研修期間のうち最低2年間は当院で研修を受ける必要があります。

募集定員

3名

順天堂大学医学部附属静岡病院救急診療科の特徴

救急外来患者数は年間約13,000人、救急車受入数約6,000台、ドクターヘリ受入数1,000件以上、緊急入院用集中治療室病床数 40 床(救急診療科入院病床は一般床含め15床以上)であり、静岡県東部地域の基幹病院である当院では、小児から高齢者、内因性から外因性までの救急疾患全般を幅広く経験することが可能です。
当科では3名の救急指導医が在籍しているため、静岡県で唯一の指導医施設資格を取得予定です。
専攻医は救急外来診療、集中治療、院内急変対応、ドクターヘリやドクターカーによる病院前診療を担当します。重症例については上級医が一緒に診療する体制をとっています。毎日の救急外来並びに入院症例検討会および回診により、全症例について出勤者全員で検討し、チーム医療としての方針を決めています。
一般的な救急診療の他、減圧症、高山病、動物による障害、特殊なレジャーに関わる外傷診療等、都会では経験できない診療が経験できるのも当科の特色です。
ドクターヘリやドクターカー活動では、消防・警察・行政・市民等との連携が不可欠なため、これらの活動を通じてメディカルコントロール、社会活動、メディア対応を経験できます。機会があれば大規模災害診療の経験も可能です。
また、救急診療を通じて学術的な研修を行い、当科から国内外へ情報を数多く発信しているため、海外からの研修生も当科に訪れ、彼らと共に国際交流の経験を積むことも可能です。
また、当科の勤務は on, offがしっかりとしており、オフでは伊豆半島の温泉、海、山の自然溢れた環境で様々な娯楽が楽しめます。

研修コース

基本は順天堂大学大学院に入学して博士号と専門医資格の両方の取得を目指します。専攻医は研修期間中に当院以外の研修連携施設もしくは研修関連施設における研修を3か月以上経験することが原則として必要です。その際、静岡県における医師偏在の解消に努めます。基本は順天堂大学大学院に入学して博士号と専門医資格の両方の取得を目指します。専攻医は研修期間中に当院以外の研修連携施設もしくは研修関連施設における研修を3か月以上経験することが原則として必要です。その際、静岡県における医師偏在の解消に努めます。

研修連携施設もしくは研修関連施設

  • 順天堂大学医学部附属順天堂医院(東京都文京区)
  • 順天堂大学医学部附属浦安病院(千葉県浦安市)
  • 沼津市立病院(静岡県沼津市)
  • 下田メディカルセンター(静岡県下田市)
  • 西伊豆健育会病院(静岡県賀茂郡)

研修修了後の進路

順天堂大学には多くの附属病院があることから、順天堂大学教員として臨床・教育・研究に携わることが可能です。その他、学外連携施設に勤務、育児中に非常勤を選択するなど、希望に応じて様々な勤務体制が可能となっています。救急専門医資格を取得した後には、subspecialty 領域の専門医を取得するために他のプログラムへの参加、海外留学、大学を離れて一般病院勤務、開業、行政活動などの選択肢があります。