2013年 増刊号 メニュー

母乳と嗜好品の関係

ママが飲んだもの、食べたものが「母乳の素」になっていることは皆さんご存知のとおりです。
今回は、アルコール・たばこ・コーヒーと母乳の関係についてご紹介します。

アルコール

妊娠中はお酒を飲むのを控えていたけれど、授乳中も控えたほうがいいの?

最初に、授乳中のアルコール摂取について。
アルコールを摂取したあとは、授乳を避けましょう。
アルコールは摂取すると数分から1時間以内に母乳に移行することがわかっています。アルコールを摂取することで血液の循環がよくなり、母乳もたくさん作られるのですが、その分アルコールが分解される前に母乳に多く移行してしまいます。

アルコールを分解できる能力は人それぞれ。体内でのアルコール分解時間は2~3時間といわれています。では3時間空けたら授乳しても大丈夫…?これはなかなか難しい問題!産まれて1ヶ月ほどの赤ちゃんは、実際には1~3時間おきにおっぱいを欲しがるので、アルコール分解を待つ間に、次の授乳の時間がきてしまいます。
疲れたときや寝不足のときにアルコール摂取をして眠る習慣のある方は、温かいお茶を飲んで横になったり、湯船につかるのも効果的と言われています。

ただし、お産後は1ヶ月健診までは湯船につかることができません。代わりに足浴でも効果があります。
最近はアルコールフリー飲料(アルコール度数0.00%のもの)も多く販売されていますので、気分だけでも味わいたい…という方は利用してみるのもひとつの手です。

タバコ

長い間たばこを吸っていたけれど…たばこって母乳に影響あるの?

次にたばこと母乳の関係。
たばこに含まれる有害物質として知られるニコチンは、喫煙直後の場合、ママの血液中に含まれる量の1.5倍~3倍近くも、母乳に含まれてしまいます。
妊娠前から喫煙されていた場合、その習慣を突然やめることは難しいかもしれません。しかし、喫煙によって母乳の分泌が減ってしまったり、母乳に含まれる脂肪分が減少してしまうことも報告されています。

どうしてもたばこがやめられない場合には、喫煙後1~2時間空けて授乳することで、その影響を小さくすることができると言われています。しかし、ママご自身の健康のためにも、少しずつ本数を減らしたり、禁煙することができるとよいですね。

カフェイン

授乳中もカフェインの含まれているものは控えたほうがいいの?

最後に、カフェインについて。
カフェインは、摂取した30分後に血液中の濃度が最も高くなるといわれています。その時点で授乳をした場合、摂取したカフェインの0.5~1.5%が母乳に移行し、赤ちゃんの体の中に入ってしまいます。赤ちゃんは大人に比べて消化機能が未熟であるため、カフェインを消化するのにも時間がかかります。そのため、ママがカフェインを多量に摂取後に授乳をすると、赤ちゃんが不眠になったり、落ち着きがなくなってしまうことがあります。

カフェインが含まれる食品はコーヒー、紅茶、チョコレートなどです。1日の目安としては、インスタントコーヒーなら2~3杯であれば問題ないとされています。
ノンカフェイン飲料も種類が豊富です!授乳中のママ用のハーブティーなども店頭で多く見かけるようになりました。

リラックス法のひとつとして、習慣になっている方もいらっしゃるかもしれません。
妊娠前の習慣を突然変えることは難しいですし、我慢したことによって大きなストレスを感じてしまうことも考えられます。我慢してストレスを溜め込むより、息抜きを上手にしながら育児を楽しんでいけるとよいですね。
また基本的には喫煙していても、アルコールを摂取していても授乳する方が赤ちゃんへの恩恵は高いとされています。

リンク