第45回 市民公開講座(手話通訳付き)

演題

骨粗鬆症
【第1部】 「静かなドロボー 骨粗鬆症 ~骨が弱いと長生きできないって…本当!?~」
【第2部】 「骨粗鬆症の予防・改善に運動しよう! ~健康寿命を伸ばすために~」
講師:大林 治

順天堂大学医学部附属静岡病院
整形外科 先任准教授

講師:小林 敦郎

順天堂大学医学部附属静岡病院
リハビリテーション科 理学療法士

開催結果

来場者:215名

市民公開講座の様子

講演1では、当院整形外科 大林 治 先任准教授より、骨粗鬆症について次の解説が行われました。骨の密度が低くなる骨粗鬆症は、脆弱性骨折を起こりやすくする。骨折は、背中・腰、手首、脚の付け根が多い。発生頻度は年齢と共に上昇し、特に女性に高い傾向がある。
骨粗鬆症となる原因は、骨の代謝において、破壊と形成のバランスが崩れることにある。骨量は、成長期まで増加し、更年期や高齢期になると減少する。女性の閉経後は、減少が顕著となる。一方、男性に多いのは骨質劣化型骨粗鬆症であり、生活習慣病(動脈硬化・高血圧・糖尿病)が原因で、骨密度が正常でもコラーゲン架橋の異常で起きる。骨密度が高くても、骨質が良くなければ骨強度は高くならない。
自治体が無料で実施している健康診断を活用し、問題が見つかった場合は、当院までおかかり下さいとお話しされました。

講演2では、小林敦郎理学療法士より、「健康寿命と骨粗鬆症」、「運動器不安定症とロコモ」、「運動の種類と方法」の3つのテーマについて、講演が行われました。
骨粗鬆症とは、カルシウム吸収の低下やエストロゲンの分泌低下により、骨吸収が促進され骨形成が追いつかなくなり、骨がもろくなる病気である。これにより歩行機能低下やバランス障害が生じる。骨粗鬆症にならない為には、骨を強くすることが大切である旨、説明がなされた。
骨粗鬆症予防の運動として、「痛みがあるならまず医療機関を受診」や「無理はしない」等注意点の下、歩行、うつぶせ(背筋)、スクワット、片脚立ち、つぎ足たち・歩行、せぼね体操の説明がなされた。これらの運動はまずは続けることが大事であり、小さな目標を定めて1日5~10分でも行っていただきたいとお話がなされました。

  当日は215名の方にご来場いただき、講演の最後にはたくさんの質疑がなされ、大変好評な市民公開講座となりました。

  • 市民公開講座の様子
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