令和5年度 臨床研修医 代表S.T

−研修医からのメッセージ−

インタビューを読む

研修先選びでは、大変苦労したことを覚えています。
先生たちからは初期研修の2年が今後の医師としての人生を決めると言われ、失敗できないという気持ちから何が良いのか悪いのかわからなくなり、迷子になっていました。病院見学を繰り返す中、当院での研修を決めたのは、先輩方の声でした。いくつかの病院で、先輩方に自分の研修先はどうかと伺ってみると、多くが「いいと思う」や、「勉強になる」といったものでした。そんな中、当院の先輩方は口を揃えて「楽しい」と答えました。そんな先輩方が生き生きとして見えた私は、「楽しい」にかけてみることにしてみました。(働き出してみると確かに楽しい)
オリエンテーションが終わるとすぐ研修がスタートします。最初はわからないことだらけで大変な思いをしたのを今でも鮮明に覚えています。そんな中でも上級医の先生が優しくご指導してくださり、出来ないことが徐々にできるようになっていきました。当直が月に3-4回あります。三次救急ならでは、生死をさまようような重症な患者から軽症な患者まで多様な患者が毎日せわしなく救急車またはドクターヘリで搬送されてきます。緊張感あふれる当直を通し、即座に求められる臨床能力や手技はすぐに身に付きます。できることが多くなり、色々なことを経験したくなると思います。私も実際にできることが多くなるに連れ仕事に対する楽しい気持ち大きくなっていきました。
研修医は各学年20〜30人程度おり、全員が同じ寮に入れます。毎日一緒に過ごしているので家族のように仲良くなります。院内の研修医の部屋は広く、デスクは1人に1つ与えられ、勉強するには事欠きません。みんなが同じ部屋なので、わからないことや勉強になる症例の話をたくさん聞くことができます。当院のカリキュラムは1ヶ月ローテです。一年目のうちに多くの科を経験できるので、進路を見極めるのに助かります。また、どの科の先生とも仲良くなることができるため、相談などがしやすく、科の垣根を感じません。
伊豆にはブランド牛や新鮮な魚介含め数多くの美食に富んでおり、それらに合わせて地ビールや日本酒なども進むところでしょう。そういった楽しみ方を抜きにしましても、ゴルフやテニス、釣り、ドライブなど伊豆半島ならではの楽しみも沢山あり、私生活もとても充実しております。
入職からは早くも1年が経ちましたが、働けば働くほどに、充実した研修生活が先輩方の目を輝かせていたのだと実感する毎日です。家族のような同期・先輩、優しくて熱心な先生方や看護師、コメディカルの方々、温かい患者さんたちに囲まれ、支えていただきながら、一緒に患者さんの抱える問題解決への道をお手伝いさせていただいております。大きな富士山に見守られながら、最高の研修生活を一緒に送りましょう!

静岡病院のココがすごい!!

伊豆半島の基幹病院

順天堂大学静岡病院は伊豆半島の真ん中に位置しており、伊豆半島全域の医療を担う最後の砦となっています。common diseaseから重症疾患、外傷、心肺停止など1~3次救急まで症例が充実しており、非常に実践的な高度医療を経験できる研修病院です。救急診療科研修時にはドクターヘリに同乗し、生の現場を経験することもできます。

大学病院として

大学病院の特色として研究・教育の体制についても整備がされています。大学で研究されてきた上級医・指導医より直接レクチャーを受ける機会が月に4回設けられ、研修プログラムの一環として優先的に受講することができます。又、学会についても年間約20名の研修医が症例発表をしており、病院全体で指導・経済面に於いてバックアップいたします。

技術の向上を日々実感できる

日常の病棟業務の中で研修医がやれる手技の豊富さも大きな特徴となっています。大学病院でありながら市中病院の特色も備えたこの病院では、救急外来や病棟業務においてトレーニングの場が充実しており、確実に技術が身につきます。
院内急変時には症例を積むことにより、最初は何もできなかったことが徐々に焦らず対応できるようになり日々、成長を実感することができます。

救急外来当直での経験

研修医は月に3回前後、救急外来の当直業務があり、重症患者からwalk-inの患者まで、幅広く受入れております。ドクターヘリや救急車で来た1分1秒を争う患者さんを相手にまず何をすべきかを考えながら、あるいはwalk-inできた患者さんの訴えに耳を傾けながら、指導医と共に診断を下していく実践的な臨床の場が経験できます。

伊豆という環境

世界遺産の富士山を眺めて四季を感じ、温泉や山海の幸を堪能。
休みはサーフィン、ダイビング、サイクリング、数々のアウトドアを満喫。
アウトレットにも近く気軽にショッピングを楽しめるのもこの地域の特徴です。東京にもアクセスが良く、伊豆での生活に不自由を感じることはありません。都会を少し離れた場所で勉学に勤しみ、プライベートも充実出来ます。