後期臨床研修プログラム

プログラムの特徴

順天堂大学医学部附属静岡病院の皮膚科専門研修プログラムは、順天堂大学皮膚科学講座の一員として、本院(順天堂大学医学部附属順天堂医院)とほぼ同等な専門研修を受けることができます。 すなわち、5年間の研修期間のうち1年間は当院で研修を受ける必要がありますが、その他の連携施設は全て本院と共通になっています。本院を主施設とした専攻医も当院へのローテーションは必須であり、彼らと当院あるいは本院、連携施設で切磋琢磨しながら、皮膚科専門医資格取得を目指します。

募集定員

4名

順天堂大学医学部附属静岡病院皮膚科の特徴

外来患者数は1日平均100人超、入院病床は9床であり、静岡県東部地域の基幹病院である当院では、皮膚疾患全般を幅広く経験することが可能です。 専攻医は早期より外来診療を担当しますが、難しい症例については気軽に上級医に相談し、一緒に診療する体制をとっています。毎週の入院症例検討会および総回診、病理組織検討会において、外来の問題症例についても全員で検討しています。 皮膚外科が盛んであることも当科の特色であり、皮膚悪性腫瘍手術や植皮術など年間手術件数は700件を超え、炭酸ガスレーザーによる腫瘍切除や焼灼術、Qスイッチ・レーザー照射術も多数行われています。美容皮膚科にも積極的に取り組んでおり、これらの経験を積むことが可能です。

研修コース

静岡病院を中心とした1年間の研修の後、①主に静岡病院で研修を継続するコース、②本院や連携施設を中心に研修するコース、③大学院に入学して博士号と専門医資格の両方の 取得を目指すコースに大別されます。いずれも定員は十分にあり、どれを選択することも可能ですが、順天堂大学皮膚科学講座では大学院に入学することを推奨しています。

  • 順天堂大学医学部附属順天堂医院(東京都文京区)
  • 順天堂大学医学部附属浦安病院(千葉県浦安市)
  • 順天堂大学医学部附属練馬病院(東京都練馬区)
  • 順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター(東京都江東区)
  • 江東病院(東京都江東区)
  • 東京臨海病院(東京都江戸川区)
  • 伊東市民病院(静岡県伊東市)

研修修了後の進路

本学には多くの附属病院があることから、本学教員として教育・研究に携わることが可能です。その他、学外連携施設に勤務、育児中に非常勤を選択するなど、希望に応じて様々な勤務体制が可能となっています。 皮膚科専門医資格を取得し、本学で十分な経験を積んだ後には、本学を離れて病院皮膚科勤務や開業などの選択肢があります。