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先輩の声

リーダーナース勤続5年

患者さんへの安心と信頼を提供できる男性看護師を目指していきたい

2017年4月 入職
4B病棟 脳神経内科・眼科

関 直純

看護理念「仁」について

人ありて我あり、他を思いやり、慈しむ心即ち「仁」とあることから、私は看護において常に向き合っている患者さんの気持ちを考えながら実施しています。
この心がけで患者さんの立場になって物事を考えられるため、より患者さん個人に合ったケアが提供できると思うので大切にしています。

当院に入り良かったなと思う・魅力

私が当院に入職して良かったと感じる点として、様々な疾患の患者さんが入院されることから多くの学習ができることだと思います。 またメンターエルダー制による新入職員の教育体制では、相談役と実施指導者が専属で付くため、とても心強く感じたことを今でも覚えています。
充実した環境とそれをサポートしてくれる体制があるため、伸び伸びとスキルアップを目指していけることが魅力だと思います。

業務について

脳神経内科では脳や脊髄、神経、筋肉などに関する疾患を見ています。神経領域は非常に複雑であり、確定診断がなかなかつかない方や、障害を残して今後の生活へ向かう方、予後を宣言されてしまう方など多くいます。ほとんどの患者さんが日常生活に介助を必要としている状況です。

4B病棟ではどのような状況の中でも患者さんと家族が安心・安楽に過ごしていけるよう日々の観察や援助はもちろん、多職種として協働して今後の生活について調整を行う、退院支援に力を入れて取り組んでいます。
様々な後遺症を残しながら退院していく患者さんも少なくないため、患者さんの生活背景や思いなどをよく知ることから始め、時には家族やサポートしてくださる方々を巻き込みながら必要な社会資源などの情報を提供し、必要な指導・精神的なサポートをしていくことで少しでも不安を軽減して退院に向けて支援していけるよう努めています。
患者さん・家族のサポートを行った退院支援の末に、嬉しそうな笑顔や未来に対する前向きな発言が聞かれたときは、仕事に対して大きなやりがいを感じます。そのため今後も患者さん・家族が納得し安全な療養生活が送れるようサポートしていきたいと思います。

エピソード

現在当院で勤務されている男性看護師は91名で、看護師全体の約1割となっています。
4B病棟では4名が勤務していて、スタッフ全体で協力しながら看護を実施しています。
数は少ないですが男性看護師としての活躍の場は、実際に働いてみるとかなり多くあることに気づきました。
トイレやシャワーの介助を行う時に、患者さんによっては「同性の人にお願いしたい」という声がたびたび聞かれています。
また車椅子の移乗や検査台への移動のときには、身体の支えが必要な患者さんや身体の大きな方もいらっしゃるので、より安全に実施するために男手が必要になることがあります。
患者さんにとって日々のケアに安心感を与えられるということは、大きなメリットであると考えました。
私の今後の目標として様々な診療科で経験や知識を重ね、患者さんへの安心と信頼を提供できる男性看護師を目指していきたいと思います。