Message

先輩の声

新 人ナース勤続2年

赤ちゃん主体のケアを行い、家族の気持ちに寄り添う看護を心掛けています。

2020年4月 入職
新生児センター

長田 夏希

当院に入職したきっかけ

大学時代、当院で実習を受け、指導をしてくださった方をはじめ看護師の方々が、学生だった私に対し優しく熱意溢れるご指導をしてくださいました。
キャリアラダーに沿った教育体制が充実しており、看護師として、また人間としても成長していく自分が想像できたことが入職の決め手となりました。

看護を行う上で大切にしていること

常に赤ちゃん主体のケアを提供し、家族の気持ちに寄り添いながら関わることを心がけています。

業務内容

当院の新生児センターは、静岡県の総合母子医療センターに施設認定されており、急性期の赤ちゃんが入院するNICU12床と、 状態が回復し退院を目指す赤ちゃんが入院するGCU18床の合計30床からなります。

主に、早産児、低出生体重児、光線療法や脳低体温療法、期間挿管による呼吸管理、NO吸入療法などの医療機器を必要とする児や先天性疾患を持つ児が対象となり、年間およそ400件前後の赤ちゃんが入院しています。

私は現在GCUで勤務しており、退院を目指す赤ちゃんに対し、医師の行う処置の介助、呼吸管理、また赤ちゃんの成長・発達に欠かせないミルク投与やオムツ交換、沐浴などのケアを行い、赤ちゃんのご家族に対しては育児手技の指導を行っています。

赤ちゃんの出生時からの経過や疾患により、一人ひとり育児指導も異なります。在宅での酸素管理、経管栄養、内服投与などを必要とする、様々な状況にある赤ちゃんとそのご家族に対し、家族背景を捉え、家族の思いに寄り添いながら、医師や病棟看護師、退院支援専任看護師、保健師、理学療法士などの他職種と連携し、1日でも早く赤ちゃんとご家族が笑顔で安心して家庭に帰れるよう退院支援に取り組んでいます。

仕事のやりがい

低出生体重で生まれた赤ちゃんが日に日に体重が増え成長していく姿を見たり、ミルクを上手に飲めなかった赤ちゃんが上手にミルクを飲めるようになったりと、赤ちゃんとご家族が笑顔で家庭に帰る様子を見ると嬉しく思います。

当院の魅力

当院が位置する伊豆半島は、海、山、温泉などの自然や、美味しい食べ物にとても恵まれています。
休日は友人や同期と共に美味しいものを食べ、海沿いをドライブしたり、温泉や足湯に癒されたりと、リフレッシュしながら仕事ができることが魅力の一つです。

職場の雰囲気

新生児センターでは24時間体制で赤ちゃんの容態変化を観察しており、緊張感を持って赤ちゃんのケアに取り組んでいます。 しかし、生まれたばかりの可愛い赤ちゃんに対してケアを行うため、職場の雰囲気は穏やかで温かく、スタッフは赤ちゃんに癒されながら仕事をしています。

新生児センターで働く先輩看護師の方々は赤ちゃんやご家族、職場のスタッフに対し、とても優しく温かく接しています。 新生児センターを退院した赤ちゃんが、大きく成長した姿でご家族と一緒に先輩看護師の皆さんに会いに来てくださっている様子を見ると、「将来、先輩方のような看護師になりたい」と思うことがとても多く、尊敬できる先輩ばかりです。

また、新人看護師に対し、「大丈夫?困ってない?」と気にかけてくださり、日々の業務内での指導だけでなく、定期的な勉強会の開催や、新生児看護に必要な知識や技術を学ぶ良い機会をいただいています。 先輩方からたくさんの知識を学び、看護師として成長できる環境にあります。

研修・教育制度について

新人看護師は、1年を通し新人職員研修プログラムコースを1つずつ進んでいきます。
根拠に基づいた看護技術動画や看護手順を確認・習得できるオンラインツールを利用しながら、基本的な看護の知識・技術・態度を学び、日々のケアに活かしています。

新人看護師には、仕事の指導・教育を担当する「メンター」と、精神面をサポートする「エルダー」がそれぞれついています。
様々な不安や悩みを抱える新人にとって、メンター・エルダーの先輩がついていることで相談しやすい距離感にあり、大変心強いものとなっています。

また、1カ月ごとにメンター・エルダーの先輩方と、看護師として身に着けるべき技術のチェックリストを活用して自らの知識や技術の到達度を評価します。
自分自身がどのくらいの知識・技術を持っているのか、また今後身に着けていくべき技術や目標が何か明確になり、日々の勉強や提供するケアに目的・目標を持って取り組むことができています。

業務や自分の提供するケアなどについて不安がある際、エルダー・メンターを中心とした職場の先輩方にすぐに尋ねるように心掛けています。
新生児センターの職場の先輩方はとても優しく温かく、不安に思うことや悩みを安心して相談することができます。
また、同じ新人看護師として働く同期の存在も心強いものとなっており、悩みを共有し合っています。