診療科膠原病・リウマチ内科

Rheumatology

概要

膠原病内科が我が国で初めて設立された順天堂大学の附属病院として、また静岡県東部において、数少ない膠原病・リウマチを標榜する科として、近隣だけでなく、遠方、県外からも多くの患者さんが来院されています。現在は4名のリウマチ学会の指導医、専門医が、外来および入院診療に当たっております。原則的に予約制をとっておりますので、事前に医療連携室にてご予約ください。

主な
施設認定

  • 日本リウマチ学会認定施設
  • 日本リウマチ財団認定施設

特色

膠原病は1942年アメリカの病理学者であるポール・クレンペラー(Klemperer Paul. 1887-1964)によって初めて命名された疾患群で、英語ではcollagen diseaseと呼ばれています。当初、原因不明であったこの病気を病的な免疫反応が起こる部位・臨床症状から

  1. 関節リウマチ
  2. 全身性エリテマトーデス
  3. 強皮症
  4. 皮膚筋炎、多発性筋炎
  5. 結節性動脈周囲炎
  6. リウマチ熱

の6疾患に分類しました。

日本語では、組織の細胞と細胞とを結合している膠原線維が病気の主座であることから「膠原病」と名づけられました。しかし後に、この膠原線維の異常は他の病気でも呈することが分かり、diffuse connective tissue disease(日本語では、びまん性結合組織病)と変更されましたが、歴史的な背景から本国では、いまだ膠原病という名称が一般的に使用されています。上記6疾患は古典的膠原病と呼ばれていますが、現在ではその臨床症状や、経過、病理学的な特徴、異常免疫の機序などから、多くの疾患を膠原病内科が担当しています(対象疾患参照)。

多くの膠原病治療の中心はステロイド剤となります。ステロイドは様々な副作用がありますが、それらの副作用一つ一つに対策を行い、できるだけ副作用が出ないようにしています。しかし、例えば感染症にかかりやすいという副作用を完全に防ぐことはできません。発熱などの症状が出た場合、できるだけ早く対応し、場合により入院治療をすることで、重症化しないよう診療に心がけています。
ステロイドホルモンだけでは効果が不十分な場合、免疫抑制剤の併用を行います。特に全身エリテマトーデスにおいては、多剤併用(マルチターゲット療法)が主流となってきています。さらに免疫抑制剤の効果が不充分な場合、従来から積極的に血漿交換療法を行っています。

関節リウマチの治療は10年ほど前に大きく変わりました。今までの抗リウマチ薬の一部が淘汰された一方、生物学的製剤による治療が確立されました。当院でも積極的に生物学的製剤を導入し、関節リウマチの25~30%の方に使用しています。副作用や合併症によっては、積極的に治療できない場合もありますが、多くの症例を積み重ねることによって、最適な治療を提供できるよう努力しています。

対象疾患

臨床症状や経過、病理的特徴、異常免疫の機序、検査所見などから以下が主な膠原病疾患群です。

  • 関節リウマチ
  • 悪性関節リウマチ
  • フェルティ症候群
  • 成人スティル病
  • 若年性特発性関節炎
  • 血清反応陰性関節炎(HLA-B27関連関節炎:強直性脊椎炎、Reiter症候群、乾癬性関節炎など)
  • 全身性エリテマトーデス
  • 抗リン脂質抗体症候群
  • 強皮症(全身性硬化症)
  • 皮膚筋炎・多発性筋炎
  • シェーグレン症候群
  • 混合性結合組織病
  • 結節性多発動脈炎
  • 顕微鏡的多発血管炎
  • 多発血管炎性肉芽腫症
  • 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
  • 高安動脈炎(大動脈炎症候群)
  • 側頭動脈炎
  • ベーチェット病
  • リウマチ性多発筋痛症
  • リウマチ熱

近年、医学の進歩でこれらの疾患の予後は飛躍的に向上しておりますが、残念ながら、診断に苦慮することや、完全な治癒が可能とは限りません。さらに治療期間も長期になることが多く、症例数も少ないことなどから当科を含め全国的規模で病因や治療に関する研究を行っております。厚生労働省ではこれらの疾患を「特定疾患」と定義しており、膠原病も全てではありませんが「特定疾患」に含まれており、重症度によっては医療費公費負担助成の対象疾患となる場合があります。

外来担当医表

急な都合により、情報を掲載できない場合がございますので、予めご了承下さい。
詳細は各科外来へお問い合わせ下さい。

教授
先任准教授
准教授
講師
赤字
女性医師
午前
内科8診

津島 浩

(一般・関節リウマチ)

岡田 隆
(一般・関節リウマチ)

内科9診

岡田 隆
(一般・関節リウマチ)

岡田 隆
(一般・関節リウマチ)

片桐 彰
(一般・関節リウマチ)

村田 純一
(一般・関節リウマチ)

片桐 彰
(一般・関節リウマチ)

片桐 彰
(一般・関節リウマチ)

午後
内科8診

津島 浩
(一般・関節リウマチ)

津島 浩
(一般・関節リウマチ)

内科9診

村田 純一
(一般・関節リウマチ)

岡田 隆
(一般・関節リウマチ)

片桐 彰
(一般・関節リウマチ)

片桐 彰
(一般・関節リウマチ)

医師紹介

准教授

片桐 彰かたぎり あきら

性別
出身大学
順天堂大学卒(1996年)

認定医・専門医など

  • 日本内科学会認定医
  • 日本リウマチ学会専門医・指導医・評議員
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

専門分野

  • 膠原病一般・関節リウマチ

つしま ひろし

津島 浩

性別
職位
助教
出身大学
順天堂大学卒(2010年)

認定医・専門医など

  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本リウマチ財団登録医
  • 日本リウマチ学会専門医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

専門分野

  • 膠原病一般・関節リウマチ

おかだ たかし

岡田 隆

性別
職位
助手
出身大学
順天堂大学卒(2009年)

認定医・専門医など

  • 日本内科学会認定医
  • 日本リウマチ学会専門医・指導医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

専門分野

  • 膠原病一般・関節リウマチ

むらた じゅんいち

村田 純一

性別
職位
助手
出身大学
順天堂大学卒(2014年)

認定医・専門医など

  • 日本内科学会認定内科医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

専門分野

  • 膠原病一般・関節リウマチ

診療実績

治験について

許可番号 291
対象疾患 抗好中球細胞質
抗体関連血管炎
治験薬名称 CCX168
薬の種類 経口剤
責任医師 片桐 彰
募集状況 募集終了
参加期間