新生児センター

病棟紹介

当センターは、集中治療を必要とする赤ちゃんをお預かりするNICU(Neonatal Intensive Care Unit、新生児集中治療室)12床と退院準備をするGCU(Growing Care Unit, 新生児治療回復室)18床で構成されています。

ケアーにあたる看護師と急変に備えて絶えず監視するモニター類が見えると思います。実はこのモニターの波形は隣接する医局(医師の休憩室)にも無線で飛んでおり、いかなる事態にも即座に対応できる体制で臨んでいます。

この30年で新生児医療は長足の進歩をとげ、現在では妊娠22週体重350gの児でもその半分以上のお子さんが無事退院できるようになりました。全国的にも現在の課題は赤ちゃんのストレスをいかに少なくするかが中心です。そのための研究にご協力をお願いすることもあるかとは思いますが何卒ご理解いただけると幸いです。

赤ちゃんが入院中のご家族の方へ

新生児センターでは、親子がいつでも会えるように、24時間面会を行っています。
ただし、夜勤帯は医師・看護師の人数が少なくなりますので、ご両親のご希望に沿えない場合もあります。ご両親と赤ちゃんの時間を大切に過ごしていただくため、スタッフー同努力致しますが、ご家族の皆様にも、以下の点についてご理解とご協力をお願い致します。

  • 新生児センターは24時間いつでも面会は可能ですが、病院の面会時間は14時から19時30分ですので、それ以外に面会を希望する場合は、次回の面会を面会予定表(保育器またはコットに置いてあります)に記入して下さい(当日電話でも可能です)。
    コロナ禍の現在では、病院の面会制限に従いつつ、人数、時間制限を設けながら、完全予約制となりますのでご了承ください。
  • 9時半以降の夜間に面会する場合は、夜間受付(救急外来からの入口)で、面会の受付(名簿を記入します)となります。また、新生児センター入室時は、入口のインターフォンを押して、看護師が応対してから入室して下さい。
    尚、当院入院中のお母様は、夜間受付の必要はありませんが、新生児センターにご連絡下さい。また、入院中のお母様は入院病棟の規則に従っての面会となりますので、病棟の助産師または看護師にご相談下さい。)
  • 夜間帯(19時30分から朝8時まで)は、医師・看護師の人数が少なくなりますので、医師の説明・カンガルーケア・育児指導などはできません。コットの赤ちゃんの授乳も看護師が付き添うことはできませんが、ご希望があれば、看護師にご相談下さい。
    また、他病棟の面会時間は14時から19時30分ですので、夜間帯は、他病棟や新生児センター以外の院内施設への出入りはできません。ご家族の宿泊室や休憩室もありませんので、長時間の夜間の面会はご遠慮下さい。ご両親以外のご家族は、ご両親の承諾があれば、母乳の受け取りやビデオ面会は可能です。
  • センター内には、非常口が2か所あります。面会中に地震・火災・停電などが発生した場合は、職員の指示に従って避難していただきます。避難経路を表示してありますので、ご確認ください。また、 停電時には非常電源に切り替わりますので、ご安心ください。

面会に関することや気になることなどあれば、いつでも看護師にご相談下さい

地域の産科の先生方へ

当センターは静岡県東部を管轄する総合周産期センターです。母体搬送の場合は代表から当院産婦人科まで、新生児搬送のご依頼はホットラインを通して直接新生児センターへご連絡ください。御依頼をいただいた患児については、重症度やお住まいの地域に合わせて、当院新生児センターはもちろん、必要に応じて、地域周産期センターへの搬送をいたします。診察の御依頼には必ず応じます。お断りすることはありません。

また診察時点で緊急手術が必要と考えられる小児外科疾患、先天性心疾患症例は、静岡県立こども病院をはじめとする対応可能な病院へ搬送しております。
こうした当センターの機能を維持するため、状態が落ち着き退院準備段階に入った赤ちゃんを出生した産科医院へお返しすることをお願いすることもございますので何卒ご理解をよろしくお願いいたします。