ドクターヘリ活動報告 ~治療しながら搬送~

順天堂静岡病院は、静岡県東部ドクターヘリ運航基地病院に指定され、2004年4月より運航が開始されました。

2017年4月〜2018年3月 総出動件数
100
国内ドクターヘリ
配置病院出動件数
国内
99

医療圏別出動件数

2017年度の出動件数は総計1175件で、そのうち賀茂医療圏へは310件、熱海伊東医療圏には222件、駿東田方医療圏へは513件(南部:152件、北部:361件)の出動が見られました。

ドクターヘリ配備地域

現在、ドクターヘリは日本全国に北は北海道から南は沖縄県まで、42道府県に配備されています。表に2017年度の全国52機の出動件数、診療人数を示しています。

道府県 拠点病院 出動件数 診療人数
(交通事故)
北海道 医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院 448 355(37)
旭川赤十字病院 487 438(99)
市立釧路総合病院・釧路孝仁会記念病院 415 345(66)
函館市立函館病院 424 394(14)
青森県 青森県立中央病院 351 338(51)
八戸市立市民病院 409 381(51)
秋田県 秋田赤十字病院 258 240(28)
岩手県 岩手医科大学附属病院 399 348(62)
山形県 山形県立中央病院 280 243(39)
福島県 公立大学法人 福島県立医科大学附属病院 398 371(97)
宮城県 仙台医療センター・東北大学病院 254 238(45)
茨城県 水戸済生会総合病院・国立病院機構 水戸医療センター 734 659(141)
群馬県 前橋赤十字病院 956 788(172)
栃木県 獨協医科大学病院 744 593(82)
埼玉県 埼玉医科大学総合医療センター 553 543(153)
千葉県 日本医科大学千葉北総病院 1,233 1,122(340)
君津中央病院 443 394(86)
神奈川県 東海大学医学部付属病院 213 211(37)
新潟県 新潟大学医歯学総合病院 573 505(77)
長岡赤十字病院 444 402(83)
富山県 富山県立中央病院 660 560(63)
山梨県 山梨県立中央病院 539 503(124)
静岡県 順天堂大学医学部附属静岡病院 1,175 1,153(202)
聖隷三方原病院 485 373(67)
長野県 長野県厚生農業協同組合連合会 佐久総合病院 381 358(43)
信州大学医学部附属病院 469 438(55)
岐阜県 岐阜大学医学部附属病院 517 465(80)
愛知県 愛知医科大学病院 401 327(75)
三重県 三重大学医学部附属病院・伊勢赤十字病院 426 385(59)
滋賀県 済生会滋賀病院 450 391(100)
大阪府 国立大学法人 大阪大学医学部附属病院 147 139(38)
奈良県 奈良県立医科大学付属病院・南奈良総合医療センター 389 343(46)
和歌山県 和歌山県立医科大学附属病院 411 399(91)
兵庫県 公立豊岡病院組合立豊岡病院 2,166 1,578(195)
兵庫県立加古川医療センター・製鉄記念広畑病院 684 593(165)
岡山県 川崎医科大学附属病院 362 348(75)
島根県 島根県立中央病院 565 497(59)
鳥取県 鳥取大学医学部附属病院 4 4(1)
広島県 広島大学病院・県立広島病院 342 323(77)
山口県 山口大学医学部附属病院 327 310(37)
徳島県 徳島県立中央病院 499 480(66)
高知県 高知県・高知市病院企業団立 高知医療センター 749 686(96)
愛媛県 愛媛県立中央病院・愛媛大学医学部附属病院 259 238(57)
福岡県 久留米大学病院 305 306(98)
大分県 大分大学医学部附属病院 519 459(82)
佐賀県 佐賀大学医学部附属病院 478 417(104)
宮崎県 宮崎大学医学部附属病院 408 420(131)
長崎県 国立病院機構長崎医療センター 833 689(102)
熊本県 熊本赤十字病院 661 628(104)
鹿児島県 鹿児島市立病院 1,144 888(146)
鹿児島県立大島病院 523 492(28)
沖縄県 浦添総合病院 607 521(35)

診療人数の多少で機能評価が決まるものではありませんが、当院の出動件数(診療人数)をみるに、静岡県東部・中部、特に伊豆半島の地域的特異性、即ち

  1. 各生活区域が山で分断された地形的な問題
  2. 各地に観光地がある為、道路が渋滞しやすい
  3. 伊豆地区には高度な治療設備を備えた病院が少ない

等を考えますと賀茂医療圏、熱海伊東医療圏への出動が多いのは当然の結果で、当院は救急医療の面で大いに役に立っているものと自負しています。

フライトドクター、フライトナース共に多くの人材をかかえ運営は容易ではありませんが、病院としても最大限の努力をしていますので御理解ください。

最後にドクターヘリの有用性をより高める為には、静岡県東部・伊豆半島の住民の皆様、各消防本部・救急隊の方々、並びに1次、2次救急医療機関の方々の御理解、御鞭捷が是非必要で、この場をお借りしまして何卒宜しく御願い申し上げる次第です。