診療科形成外科

Plastic and Reconstructive Surgery

概要

形成外科は主に体の外表面の変形を手術によって治す科です。生まれつきあるいはケガによる変形、キズアト、体表面のできものや、がんの手術後病気は治ったけれど変形が残ったなどお悩みの患者さんも多いと思います。こうした方々の外貌を手術により改善し、精神的ハンディキャップを軽減し社会生活を営めるようにするのがわれわれ形成外科医の仕事です。頭からつま先まで対象とする範囲は広く、また新生児からお年寄りまで幅広い年齢層の患者さんが対象となります。

診療にあたっては患者さんが自分の家族だったらどうするかという視点に立ち、優しい医療を提供するよう心掛けています。該当するご病気の方はどうぞお気軽に形成外科を受診してください。

主な
施設認定

  • 日本形成外科学会認定施設

特色

当院はドクターヘリを有する三次救急病院であり、多くの顔面外傷、熱傷の方が運ばれてくるため、救急診療科・整形外科等の医師と連携を取りながら日々の診療にあたっています。

2011年12月よりフットケア外来を開設しました。形成外科含む複数科の医師によるフットケアチームを結成し、毎週火曜日午後に下腿潰瘍の診療を行っています。診療は完全予約制ですので、診察をご希望の方は形成外科外来までお問い合わせください。

専門外来のご案内

対象疾患

1.小児先天異常

  • 口唇裂・口蓋裂、頭蓋縫合早期癒合症
  • 眼瞼の異常
  • 耳介変形(小耳症、埋没耳、立ち耳など)
  • 手足の異常(多指(趾)症、合指(趾)症など)

2.顎顔面疾患

  • 顔面骨折などの顔面外傷
  • 悪性腫瘍切除後の再建
  • 顔面神経麻痺
  • 眼瞼の形成外科(眼瞼下垂、眼瞼内反症など)

3.難治性潰瘍

  • 褥瘡
  • 糖尿病性潰瘍・静脈うっ滞性潰瘍・動脈性(虚血性)潰瘍・膠原病に伴う潰瘍・放射線潰瘍
    → フットケア外来での診療となる場合もあります

4.良性皮膚腫瘍、軟部組織腫瘍

  • 母斑(ほくろ)、脂肪腫など
  • 血管腫、血管奇形、リンパ管腫

5.皮膚悪性腫瘍、軟部組織悪性腫瘍(再建術を含む)

  • 全般的に対応いたします

6.乳房の形成外科

  • 乳房再建手術
  • 陥没乳頭
  • 女性化乳房など

7.熱傷、熱傷後の瘢痕拘縮(きずの引きつれ)

8.瘢痕(きずあと)、ケロイド、肥厚性瘢痕

9.抗加齢(アンチエイジング)医療

  • 眼瞼下垂
  • しみ、しわなど

10.その他

  • 腋臭症(わきが)手術
  • 陥入爪、巻き爪治療

代表的な疾患の治療

1.眼瞼下垂

先天性眼瞼下垂にたいして眼瞼挙筋短縮術、筋膜吊り上げ術を行っています。また加齢に伴う弛緩性の眼瞼下垂の治療も行っています。

2.手・足の先天異常

多趾(指)症、合趾(指)症などの治療を行っております。
1歳から就学前までに手術をすることが多いです。

3.顔面神経麻痺

麻痺となってからの期間、患者さんの年齢、ご希望により眉毛挙上術、神経再建術、筋肉移植術等を行っております。

4.乳房再建

患者さんの状態、ご希望を考え、インプラント挿入、広背筋皮弁移植、腹直筋皮弁移植などを選択します。

5.母斑、皮膚小腫瘍(ほくろ、いぼなど)

皮膚小腫瘍の切除術は外来日帰り手術が可能です。場合によっては短期入院も可能です。

6.熱傷(やけど)

小範囲、軽度のものは通院での治療が可能です。
広範囲の重症熱傷は入院していただき、救急診療科の先生と協力して手術、治療を行います。
退院後もリハビリや傷あとに対する治療が引き続き必要となります。

7.血管腫(赤あざ、いちご状血管腫)

内服による治療または色素レーザーによる治療を行います。
内服治療は開始の際、短期入院が必要となります。
色素レーザーは他院での治療となります。

8.腋臭症(わきが)

漢方薬やローションによる治療を行います。症状がひどい場合は手術を行う場合もあります。

その他疾患の治療

1.口唇口蓋裂

生後3ヶ月頃に口唇裂の手術を、生後1歳3ヶ月~6ヶ月で口蓋裂の手術を行いますが、その後も数回の手術、長期にわたる経過観察が必要なため順天堂医院や地域の医療機関への紹介も行っています。

2.頭蓋縫合早期癒合症(クルーゾン症候群、アペール症候群など)

基本的に順天堂医院(東京、御茶ノ水)での治療となります。
順天堂医院では年間約7~8例の新患者に対して手術を行っています。脳神経外科と共同で脳の発達および整容的な観点から最適な手術時期および手術方法を検討して、治療にいどんでいます。最近では骨延長器を用いた骨延長法による頭蓋形成術を積極的に行っております。

6歳ごろまでのちいさなお子さんの手術について

基本的に入院していただいて、全身麻酔下での手術となります。一般病棟の個室へのご入院となります。

Qスイッチアレクサンドライトレーザーによる治療も行っております

対象は太田母斑、外傷後色素沈着などです。
治療は予約制となりますので、形成外科外来までご相談ください。

外来担当医表

急な都合により、情報を掲載できない場合がございますので、予めご了承下さい。
詳細は各科外来へお問い合わせ下さい。

教授
先任准教授
准教授
講師
赤字
女性医師
午前
1診

播野 裕子

(一般)

【交代制】

(一般)

古元 将和

【第1,3,5】

(一般)

鄭 栄鳳

【第2,4】
(一般)

内山 美津希

(一般)

【交代制】

(一般)

午後
1診

【交代制】

(一般)

(予約)

-

フットケア外来

(予約)

15:00~

医師紹介

助教

松本 茂まつもと しげる

性別
出身大学
順天堂大学卒(平成19年)

認定医・専門医など

  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本再生医療学会 再生医療認定医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)所属
  • 日本頭蓋顎顔面外科学会所属
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

専門分野

  • 眼瞼下垂
  • 顔面外傷
  • 形成外科一般

はりの ゆうこ

播野 裕子

性別
職位
助手
出身大学
帝京大学卒(平成24年)

認定医・専門医など

  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

専門分野

  • 形成外科全般

うちやま みずき

内山 美津希

性別
職位
助手
出身大学
順天堂大学卒(平成27年)

認定医・専門医など

  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

診療実績