診療科眼科

Ophthalmology

眼科外来は2021年10月25日(月)にA棟1Fに移転しました。

概要

当科では、白内障手術や緑内障手術、網膜・硝子体手術のみならず角膜移植手術も熱心に行い、最近では眼瞼下垂や眼瞼内反症など外眼手術にも力を入れています。最近の知見をもとに、全国トップレベルの眼科診療を推進しています。

最近特に力を入れているのが加齢黄斑変性の診断と治療です。当科では従来のフルオレセイン蛍光眼底造影に加え、インドシアニングリーン蛍光眼底造影、光干渉断層計(Cirrus)などの最新検査機器を用いて診断を行い、適応であれば抗VEGF療法を行っています。抗VEGF療法は最近注目を集めている新しい治療法で、平成21年3月にルセンティス、その後アイリーアが認可されました。ルセンティス、アイリーアを毎月1回計3回硝子体内投与することにより、視力の改善が期待されます。

主な
施設認定

  • 日本眼科学会専門医認定施設

特色

平成13年4月より、浜松医大、静岡県立総合病院と並んで、静岡アイバンクの3大拠点病院の一つとして、静岡県東部地区において重要な役割を担っています。

角膜移植術は、希望者が他県からも来院し、年間約50件ほど行っています。

水疱性角膜症に対しては、平成22年5月より角膜内皮移植術(DSAEK)を開始し、良好な結果を得ています。

白内障手術では、最近注目を集めている多焦点眼内レンズ(遠方、近方ともに大部分の患者さんで眼鏡なしでピント合わせ可能)が対応可能です。

網膜・硝子体手術も年間約500件ほど行っており、網膜剥離、黄斑円孔、黄斑上膜、網膜静脈閉塞症や重症な増殖糖尿病網膜症など、種々の眼底疾患の治療を幅広く行っています。

眼瞼下垂や眼瞼内反症などの外眼手術においては、炭酸ガスレーザーを用いることにより、術中の出血や術後の腫れの減少、手術時間の短縮につなげています。

急性緑内障発作、網膜剥離、外傷など特に緊急性を要する眼疾患を有する患者さんに対しても、昼夜を問わず積極的に受け入れる体制を整えています。

第42回日本眼科手術学会学術総会の総会長に!

太田俊彦教授が2019年2月に横浜市(パシフィコ横浜)で開催された第42回日本眼科手術学会学術総会で総会長をつとめました。

2018年度米国眼科学会(AAO)で再度ベストポスター賞受賞!

市川浩平医師は2018年10月に米国シカゴで開催された世界で最も権威ある米国眼科学会(AAO)で再度ベストポスター賞を受賞しました。

2017年度米国眼科学会(AAO)でベストポスター賞受賞!

市川浩平医師は2017年11月に米国ニューオリンズで開催された世界で最も権威ある米国眼科学会(AAO)でベストポスター賞を受賞しました。

2016年度米国白内障屈折矯正手術学会(ASCRS)で3度目の受賞!

米国白内障屈折矯正手術学会(ASCRS)が本年5月6日より10日まで米国ニューオリンズで開催されました。
本学会は世界的に権威ある眼科学会の一つであり、世界中から眼科医が集まり最新の治療法などについて活発な議論が行われます。

2012年度の本学会においては、太田俊彦教授が白内障手術における新しい眼内レンズの固定方法を発表して「新術式賞」を受賞し、2014年度は松崎有修助手が、外傷により従来の方法では治療困難な眼に対する新しい治療法を発表して再び「新術式賞」を受賞しました。
さらに今年度は太田俊彦教授が、白内障手術における新しい切開法を発表してさらに上位の賞である「白内障手術部門賞」を受賞しました。

2014年度米国白内障屈折矯正手術学会(ASCRS)で2度目の受賞!

米国白内障屈折矯正手術学会(ASCRS)が本年4月25日より29日まで米国ボストンで開催されました。
本学会は世界的に権威ある眼科学会の一つであり、世界中から眼科医が集まり最新の治療法などについて活発な議論が行われます。
2012年度の本学会においては、太田俊彦眼科教授が白内障手術における新しい眼内レンズの固定方法を発表して「新術式賞」を受賞しました。
今年度は松崎有修眼科助手が、外傷により従来の方法では治療困難な眼に対する新しい治療法を発表して再び「新術式賞」を受賞しました。

2013年度米国眼科学会(AAO)で「Best of Show賞」を受賞!

太田俊彦教授が2013年10月に米国シカゴで開催された世界で最も権威ある米国眼科学会(AAO)で新術式を発表して「Best of Show賞」を受賞しました。

2012年米国白内障屈折矯正手術学会(ASCRS)で「新術式賞」を受賞!

太田俊彦教授が2012年4月に米国シカゴで開催された米国白内障屈折矯正手術学会(ASCRS)で白内障手術における新しい固定方法を発表して「新術式賞」を受賞しました。

第35回日本眼科手術学会学術総会で「ファイザーアワードグランプリ」を受賞!

太田俊彦教授が2012年1月に名古屋市(名古屋国際会議場)で開催された第35回日本眼科手術学会学術総会で新術式を発表してファイザーアワードのグランプリを受賞しました。

対象疾患

アレルギー性結膜炎・白内障・緑内障などの前眼部疾患から、糖尿病網膜症・網膜剥離などの眼底疾患、斜視・弱視などの小児眼科、コンタクトレンズ等、あらゆる眼疾患に対応できるよう、一般外来のほかに専門外来を設けて、外来診療を行なっています。

1.眼瞼疾患

  • まぶたが痛い、赤く腫れる

2.結膜・強膜疾患

  • 白目が赤くなり、めやにが出る
  • 痒みがある
  • 異物感がある

3.角膜疾患

  • 目が痛い、あるいは異物感がある
  • まぶしく、涙が出る

4.緑内障

  • 目が痛い
  • 頭痛や吐き気がある
  • 目がかすむ、みえにくい
  • 目の中に虹がみえる
  • 視野が狭くなる

5.白内障

  • 目がかすむ、みえにくい
  • 明るいところでまぶしい

6.眼底疾患

  • 目がみえにくい、あるいはみえないところがある
  • 物が小さく、ゆがんでみえる
  • 眼前にちらちらするものがある
  • 目の中に光ったものがみえる

7.涙器疾患

  • 目が乾きやすい
  • 涙がたまりやすい
  • 目が疲れやすい

8.斜視

  • 物が二つに見える
  • 視線が一致しない

9.色覚異常

  • 色の区別がつかない

10.夜盲

  • 夜になると目が見えない

11.屈折異常

  • 近視、遠視、乱視、老視のために、目がみえにくい
  • 目が疲れやすい

外来担当医表

急な都合により、情報を掲載できない場合がございますので、予めご了承下さい。
詳細は各科外来へお問い合わせ下さい。

教授
先任准教授
准教授
講師
赤字
女性医師
午前
1診

太田 俊彦

(角膜・白内障・緑内障・網膜硝子体)

土至田 宏

(一般・角膜・白内障)

平井 麻紀

(一般・小児眼科)

土至田 宏

(一般・角膜・白内障)

太田 俊彦

(角膜・白内障・緑内障・網膜硝子体)

【第1】朝岡 聖子

(一般)

【第3】市川 浩平

(一般)

【第4】平井 麻紀

  (一般)

【第5】【交代制】

2診

杉田 丈夫

(一般)

(9:00診察開始)

大谷 洋揮

(一般)

(9:00診察開始)

杉田 丈夫

(一般)

(9:00診察開始)

朝岡 聖子

(一般・緑内障)

(9:00診察開始)

平井 麻紀

(一般)

【第1】大谷 洋揮

(一般)

【第3】小森 翼

(一般)

【第4】杉田 丈夫

(一般)

【第5】交代制

3診

市川 浩平

(一般)

菊池 遥太

(一般)

(9:00診察開始)

菊池 遥太

(一般)

(9:00診察開始)

大谷 洋揮

(一般)

(9:00診察開始)

市川 浩平

(一般)

【第1】笠原 知人

(一般)

【第3】菊池 遥太

(一般)

【第4】桐山 雅通/岩崎有真

(一般)

【第5】交代制

5診

大谷 洋揮

(一般)

(9:00診察開始)

笠原 知人

(一般)

(9:00診察開始)

岩崎 有真

(一般)

(9:00診察開始)

小森 翼

(一般)

(9:00診察開始)

小森 翼

(一般)

(9:00診察開始)

6診

笠原 知人

(一般)

(9:00診察開始)

桐山 雅通

(一般)

(9:00診察開始)

桐山 雅通

(一般)

(9:00診察開始)

午後
1診

土至田 宏

(角膜)

(14:30診察開始)

土至田 宏

(一般・角膜・白内障)

土至田 宏

(一般・角膜・白内障)

2診

杉田 丈夫

(一般)

平井 麻紀

(一般・小児眼科)

杉田 丈夫

(一般)

朝岡 聖子

(一般・緑内障)

平井 麻紀

(一般)

3診

市川 浩平

(一般)

【1,3,5】

朝岡 聖子

(一般)

(13:30診察開始)

【第2,4】

松田 彰

(予約)(緑内障)

笠原 知人

(一般)

(14:00診察開始)

【第1,2,4,5】

小森 翼

(一般)

市川 浩平

(一般)

5診

大谷 洋揮

(一般)

菊池 遥太

(一般)

岩崎 有真

(一般)

桐山 雅通

(一般)

小森 翼

(一般)

6診

笠原 知人

(一般)

【第1,3,5】

菊池 遥太

(一般)

休診・代診

2023年9月25日(月) 午後(1診) 土至田→外来医師
2023年9月26日(火) 午前・午後(1診) 土至田→外来医師
2023年9月28日(木) 午前・午後(1診) 土至田→外来医師
2023年10月5日(木) 午前(6診)
午後(5診)
桐山→外来医師
2023年10月6日(金) 午前(6診) 桐山→外来医師
2023年10月17日(火) 午前(3診)
午後(5診)
菊池→外来医師
2023年10月20日(金) 午後(6診) 菊池→外来医師
2023年10月26日(木) 午前(5診)
午後(3診)
小森→外来医師
2023年10月27日(金) 午前・午後(5診) 小森→外来医師
  • 急な都合により、情報を掲載できない場合がございますので、予めご了承下さい。
    外来担当医・休診情報の詳細は各科外来へお問い合わせ下さい。
    代表:055-948-3111

医師紹介

特任教授

太田 俊彦おおた としひこ

出身大学
東京医科大学卒(1983年)

認定医・専門医など

  • 日本眼科学会専門医・指導医
  • 静岡県眼科医会副会長
  • 日本眼科手術学会理事
  • 日本白内障屈折矯正手術学会理事
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

専門分野

  • 角膜疾患の診断と治療
  • 白内障手術
  • 網膜、硝子体疾患の診断と治療

としだ ひろし

土至田 宏

職位
先任准教授
出身大学
聖マリアンナ医科大学卒(1992年)

認定医・専門医など

  • 日本眼科学会専門医・指導医
  • 日本再生医療学会再生医療認定医・代議員
  • 静岡県アイバンク常務理事
  • 日本コンタクトレンズ学会常任理事
  • 日本眼薬理学会評議員
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

専門分野

  • 角膜移植術
  • 白内障手術
  • 前眼部疾患の診断と治療
  • 眼感染症

ひらい あさき

平井 麻紀

職位
助教
出身大学
川崎医科大学卒(1998年)

認定医・専門医など

  • 日本眼科学会専門医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

専門分野

  • 眼瞼、網膜、硝子体疾患、小児眼科

すぎた じょうぶ

杉田 丈夫

職位
助教
出身大学
金沢医科大学卒(2009年)

認定医・専門医など

  • 日本眼科学会専門医

専門分野

  • 眼科一般

いちかわ こうへい

市川 浩平

職位
助手
出身大学
順天堂大学卒(2012年)

認定医・専門医など

  • 日本眼科学会専門医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

専門分野

  • 眼科一般
  • 網膜、硝子体手術

あさおか さとこ

朝岡 聖子

職位
助教
出身大学
東京女子医科大学卒(2013年)

認定医・専門医など

  • 日本眼科学会専門医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

専門分野

  • 眼科学一般

おおや ひろき

大谷 洋揮

職位
助手
出身大学
順天堂大学卒(2013年)

認定医・専門医など

  • 日本眼科学会専門医
  • 眼科PDT認定医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

専門分野

  • 眼科学一般

こもり つばさ

小森 翼

職位
助手
出身大学
岩手医科大学卒(2015年)

認定医・専門医など

  • 日本眼科学会専門医
  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
  • A型ボツリヌス毒素製剤ボトックス講習・実技セミナー終了

専門分野

  • 眼科学一般

かさはら ともと

笠原 知人

職位
助手
出身大学
聖マリアンナ医科大学卒(2017年)

認定医・専門医など

  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

きくち ようた

菊池 遥太

職位
助手
出身大学
順天堂大学卒(2019年)

認定医・専門医など

  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

きりやま まさみち

桐山 雅通

職位
医師
出身大学
聖マリアンナ医科大学卒(2020年)

認定医・専門医など

  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

いわさき ゆうま

岩崎 有真

職位
助手
出身大学
順天堂大学卒(2020年)

認定医・専門医など

  • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

診療実績

研究

治験