このような症状はありませんか?

ひざ関節症の治療を受けていてもこのような症状はありませんか?

  • 歩き始めに痛みを感じる
  • 500メートルほど歩くと痛みを感じる
  • いすから立ち上がったときに痛い
  • 階段から降りるときに痛い
  • 正座をしにくい
  • 振り向いた瞬間に痛みが走る
  • ひざを床につけると痛みを感じる
  • しゃがめない
  • ひざを棒のようにまっすぐ伸ばさないと歩けない
  • たくさん歩いた日は、夜眠る時に痛みを感じる

変形性ひざ関節症の関節内

アライメントの異常、生活習慣や加齢など原因は様々ありますが、初期の膝OAの軟骨破壊は炎症と組織変性によって進行します。
関節の破壊が進行すると人工関節置換術の適応になりますが、炎症を抑えることと組織治癒を進めることができれば、手術までの時間を延長できる可能性があります。
しかし、現存するお薬や膝関関節内のヒアルロン注射では、これら現象に対応できません。

APS(Autologous Protein Solution) 自己タンパク質溶液

自己血液成分による新しい治療

今ある保存療法はお薬や運動療法が主体になりますが、これらは関節内の炎症環境を変えることができません。
ですが、もともと私たちの体内には、炎症を抑える物質と組織の成長・治癒を促す物質を持っています。

  • 自己タンパク質溶液(APS)
    • Autologous Protein Solution
  • APSキット

    APSキットは患者さん自身の少量の血液から、炎症を抑える因子と組織治癒を促進する因子を抽出します。
    APSは炎症の起きている関節内に投与することで、炎症バランスを整えることによって、膝の痛みや炎症を軽減します。

患者さん Q & A

ひざを切開することになりますか?
ひざの切開は必要ありません。
本治療はご自身の血液から抽出したAPSをひざ関節内に注入するだけです。
入院不要で来院当日に治療が可能です。患者さんの負担はヒアルロン酸注射を打つ時とほとんど変わらないものです。
効果はどのくらいで現れますか?
個人差はありますが、治療後1週間ほどで効果が現れます。
早い方では治療当日に実感する方もいます。
治療後は通常通りに活動してよいのでしょうか?
治療後14日間は活動レベルを最小限に、治療前より活発にしないことが推奨されます。
高齢ですが、治療を受けることはできますか?
受けることができます。
からだに負担が少ない治療なので、ご高齢でも治療を受けることができます。
ただし、ひざ関節の破壊が進んでいるような重度の方は、年齢に関わりなく手術が適している場合もあるので、医師とよく相談することが大切です。
なぜ自由診療なのですか?
APS療法のような新しい細胞治療は、欧米でひざ関節症患者さんを対象に治験が始まっています。まだ日本国内では新しい治療のため、健康保険を使うことができず自由診療となります。国内で保険が適応されるまでに何年も年月がかかるため、今現在つらい痛みをかかえて、何とかしたいと考えている患者さんに、いち早く新しい治療を提供するために自由診療としています。
APS療法はどのくらい効果が持続しますか?
最新の海外治験結果では1回投与後、最大で2年持続する効果が報告されています。
患者さんの症状に応じて投与は可能ですので、医師とよく相談することが大切です。